ケアワーカーの副業について

介護の仕事をしながら副業ってできる?

介護職で副業する人は多い?

介護職は収入が良いとはいえないため、収入を増やすために副業で稼いでいる人も多くいる。日勤が中心の人は夜に、シフト制で働いている人は休みの日を利用して副業をしている人もいるようだ。

副業をするメリットは、収入が増えることと様々な業務経験を得られることである。アルバイトなどの雇われ仕事であれば働いた時間の分収入が増え、フリーランスであればやった成果分の収入が増える。本業である介護施設の仕事以外に同業他社や異業種で働くことにより、専門的なスキルや接客の経験を積むこともできるのだ。

一方、副業をするデメリットには、体力を消耗する、税金などの手続きが複雑化する、シフト調整が難しくなることなどがある。本来は休めていた時間に副業をするため、休む時間が減り体力面で大変な思いをすることが予測される。また、自分でスケジュールを決められないシフト制の職場の場合、シフトが合わず働けない可能性もある。

介護職で副業をしている人の多くは、働く時間を自分で決められる個人事業主フリーランスとして働いている。介護職で得た経験を活かせるのが、家事代行やスキルシェアサービスなどの仕事だろう。介護士の業務には生活援助もあることから、家事に長けている人が多い。

また、スキルシェアサービスとは、自身のスキルを時間で貸し出すサービスのことである。特定の業務の求人、例えばレクリエーションができる人材を必要としている施設でその時間だけ働くということも可能である。勤務施設以外での経験は、本業でも十分に活かすことができるだろう。

おすすめの副業はある?

介護職に就いている人には、副業で本業にプラスして収入を得ている人もいる。介護士が副業するのかと意外に思う人もいるかもしれないが、介護業界で副業している人の割合は、副業をしている人の割合よりも少し多い。

介護士が副業する主な理由は、収入を増やしたい、本業の介護士では収入が低すぎて生活ができないなどである。本業の収入をアップできればそれに越したことはないが、なかなかアップしないというのが実情だ。

また、収入を増やすだけでなく、活躍の場を広げたいという理由で副業をする人も存在する。例えば、プログラミングや動画編集などのスキルをつけることで、介護職以外の専門スキルを得られる。他にも、副業のウェブライターを通じて、同じ介護職の仲間が増え本業について考える機会を得られるというメリットがある。

介護職に就いている人におすすめの副業は、家事代行サービス、介護のアルバイト、在宅ワーク、接客や調理のアルバイト、夜勤の介護派遣などである。気分転換をかねて副業したい人には、他業種や在宅ワークがおすすめだ。コンビニやカフェなど時間の都合があえば様々な業種で働ける。介護スキルを高めたい人は、他の介護施設で働いてみるのも良いだろう。効率良く稼ぎたい人には、夜勤専従がおすすめである。

一方、あまりおすすめしない副業は、深い知識の必要な投資、ネットワークビジネス、商法商材の販売などの実体のない仕事である。詐欺の可能性もあるので、目に見える成果や時間に対して報酬を得る仕事がおすすめだ。介護職の副業については、このような情報サイトもあるので併せてチェックしておこう。